このページでは、Echo Show 5と8のスペックの違いを解説しています。
どっちにするか悩んでいる人は参考にしてみて下さい。
ディスプレイ
Echo Show 5と8はその名前にも現れているとおり、ディスプレイサイズが2回りほど異なる5型と8型画面のデバイスです。5.5型でスマホサイズ画面のEcho Show 5と、8型で小型タブレットサイズ画面のEcho Show 8。使用感は結構違います。
画面の解像度はEcho Show 5が960 x 480ドットでかなりの横長画面。最近のスマーフォンのトレンドに近い縦横比です。
これに対しEcho Show 8は1,280 x 800ドットでタブレットのFire HD 8と同じ解像度です。縦横比は16:10となっています。ドット密度、ドットの小ささは両者同等のレベルでしょう。
CPUなどの性能
Echo Show 5と8の心臓部であるチップ、SoCのスペックは以下のようになっています。
Echo Show 5 | Echo Show 8 | |
---|---|---|
CPU | ARM Cortex-A53 x 4 | ARM Cortex-A73 x4、ARM Cortex-A53 x 4 |
GPU | Arm Mali-T720 | Arm Mali-G72 MP3 |
ちょっと型番ばっかり並んで分りにくいかもしれませんが、CPU部のコア数はEcho Show 8が5の倍の8個を内蔵。さらにうち4つはより高性能なコアになっています。画面描画用のGPUもEcho Show 8のものの方が大幅に強化されています。
処理性能ではEcho Show 8のほうが数段上になります。
メインメモリは両機種とも搭載量が公開されていません。ただ、Echo Show 5を使用してみた感触では、搭載しているメモリ量にあまり余裕はなさそうな感触です。1GB~2GBぐらいではないかと思われます。
スピーカー
Echo Show 5と8ではスピーカーも結構大きな違いがあります。
5のほうは直径42mmの振動板を持つフルレンジスピーカーを1基内蔵。
これに対し8は一回り直径が大きな52mm径のフルレンジスピーカーを2基搭載している上に、低音放射用の「パッシブラジエーター」まで搭載して音の厚み、特に低音の充実を図ったシステムになっています。
低音の厚みが増すと全体の音のバランスが良くなり、体感上のトータルの音質も向上します。
内蔵カメラ
内蔵しているフロントカメラは、Echo Show 5のものが約200万画素のものになっているのに対し、Echo Show 8では約1,300万画素とかなり高解像度のカメラが奢られています。
ビデオ通話などでやりとりされる動画の解像度はそこまで高いものではありませんが、自動フレーミング機能などでデジタルズームがかかる際の余裕度に大きな違いが出てきます。多少拡大しても画質に影響が出にくくなっています。
どちらの機種も「物理的」にカメラをカバーするスライド式のシャッターが付いているのが大きな特徴ですね。
その他のスペック
本体のサイズは以下のようになっています。
幅 | 高さ | 奥行き | 重さ | |
---|---|---|---|---|
Echo Show 5 | 148mm | 86mm | 73mm | 403g |
Echo Show 8 | 200mm | 130mm | 99mm | 1,037g |
Echo Show 8のほうが2回り以上大きなボリューム感になるでしょうか。
Echo Show 5のサイズ感がベッドサイドで使う目覚まし時計的な感触です。それより2回り大きなEcho Show 8のボリューム感もなんとなく想像できるのではないでしょうか。設置場所にもよるでしょうが、結構な存在感あるボリュームだと思います。
Wi-Fiの対応規格は両機種とも共通で、Wi-Fi 5、IEEE802.11acまでの対応になっています。現時点での最新規格Wi-Fi 6には未対応です。