Fire TV Stickのスペックがどのように進化していったのか気になりますよね。
今回このページでは、世代毎のスペックを紹介していきます。
世代毎のスペックが気になる方は参考にしてみて下さい。
Fire TV Stickのスペックまとめ
Fire TV StickはいわばAmazonの「スティック型PC」でもあります。Amazonでのポジショニングは「ストリーミングメディアプレイヤー」と言うことになっていますが、中身はパワーこそミニマムなものの立派な汎用パソコン、情報端末です。
Fire TV Stick専用にカスタムしたFireOSの上でコンテンツ再生に特化したユーザーインタフェース・画面を動かすことで、他のFireOS搭載機とはまるで別物のように見せる上手な作り方をしています。
元々、コンテンツを楽しむことだけに目が行くように設計されたUIで上手にユーザーの使い方を誘導しているため、ローパワーなハードウェアでも思いの外サクサクスムーズに操作できるようになっています。
ただそんな中でも世代を重ねるにつれFire TV Stickのハードウェアのスペックは少しづつ向上してきました。
歴代のFire TV Stickのハードウェアスペックを一覧表にまとめるとこんなカタチになります。
まずは2K解像度まで対応のベイシックモデルから。
CPU→メモリ→ストレージ→Wi-Fi対応→映像規格
- 第一世代(2014年) 1GHz 2コア 1GB(DDR2) 8GB Wi-Fi 4 HDR未対応
- 第二世代(2016年) 1.3GHz 4コア 1GB(DDR3) 8GB Wi-Fi 5 HDR未対応
- 第三世代(2020年) 1.7GHz 4コア 1GB(DDR4) 8GB Wi-Fi 5 HDR10+、HLG対応
続いて4K解像度対応モデルの方です。
CPU メモリ ストレージ Wi-Fi対応 映像規格
- 4K第一世代(2018年) 1.7GHz 4コア 1.5GB(DDR4) 8GB Wi-Fi 5 HDR10+、HLG、ドルビービジョン
- 4K Max第一世代(2021年) 1.8GHz 4コア 2GB(DDR4) 8GB Wi-Fi 6 HDR10+、HLG、ドルビービジョン
Amazon的にはFire TV Stick 4KとFire TV Stick 4K Maxは別ライン扱いになっているようです。4Kシリーズの最上位機種が4K Maxと。
後期のモデルになるに従って、描画を担当する統合GPUの性能も引き上げられています。
搭載されているCPUを含むシステムチップ(SoC)の世代がどんどん新しくなっていますので動画データの展開用のハードウェアも新しいものになり、高圧縮・高効率・高画質な新しい動画フォーマットをよりCPUに負荷をかけずに再生可能になっています。
(基本)新しいものほどパワーがあって新規格もカバー
前の節で述べたFire TV Stickのハードウェア・ソフトウェアのスペックを一言でまとめるならばこうなります。
「新しい世代ほどパワーが上がって、新しい規格もどんどん取り込んでいる」
メインメモリと内蔵ストレージこそほぼ常にミニマムと言っていい小さな容量に限定されていますが、CPUパワーは徐々に向上しています。動作クロックだけでなく、CPUのアーキテクチャも更新されて中の仕組みの面からも性能の改善が図られています。
また、映像コンテンツの規格の進歩に併せてFire TV Stick側の対応能力も上がっています。HDR規格や空間オーディオの新規格も取り込むようになりました。最新の映画などもよりリアルな再現で楽しめます。
さらに、ネットワーク接続のためのWi-Fi機能も順次新しい規格を採用し続けています。特に映像データのビットレートが大きく跳ね上がる4Kコンテンツなどへの対応のため、最新の高速で安定した接続を実現しやすいWi-Fi 6への移行も進んでいます。
Fire TV Stickのスペックを世代ごとに比較してみた 記事まとめ
今回は、Fire TV Stickのスペックを世代ごとに比較、紹介していきましたが、どうだったでしょうか?
新しい世代ほどパワーが上がって、新しい規格もどんどん取り込んでいます。
どれを購入するか悩んだ人はとりあえず、新しい世代を購入すると間違いないでしょう。