このページでは、Fire TV Stickの初期化方法について解説しています。
Fire TV Stickの初期化できなくて困ってる人は参考にしてみてください。
【Amazon】Fire TV Stick「初期化」とは?
パソコンやスマートフォンなどの情報端末には基本的に必ず「初期化」とか「工場出荷状態に戻す」という機能が搭載されています。
この機能で行なわれるのはまさに読んで字のごとくではあるのですが、それぞれのデバイスを購入した最初の状態に戻す、ということになります。
ほとんどのユーザーはアプリを追加したり、OSそのもののアップデートやセキュリティパッチを適用したり、よく使うネットのサービスのログイン情報を保存したりしていると思います。
初期化の機能を使うとそういった情報や変更はすべて失われて、機材を買ってきて最初に電源を入れる前の状態に戻ります。それゆえ「工場出荷状態に戻す」という機能の名前になるわけですね。
ひとつだけFire TV Stickが他の情報端末と違うところは、初期化を行なってもAmazonアカウントの登録情報は失われないところです。
以下の記事でも説明しましたが、
※編集中
Fire TV StickはAmazonアカウントの設定方法がちょっと特殊です。Amazonアカウントの方に利用するFire TV Stickを登録するイメージでAmazonアカウントの情報設定が出来ます。
このためFire TV Stick側を初期化しても設定がAmazon側(≒クラウド側)に残るようになっています。
Fire TV Stickの初期化方法!初期化方法は2つ!
Fire TV Stickには初期化処理をスタートさせる方法が二つ準備されています。初期化の手順をキックする方法が2個あるというだけで、実行される初期化の処理自体は一緒です。
設定メニューから
まず一つ目はFire TV Stickの設定メニューから機能を実行するパターンです。
こちらは「マイFire TV」のメニューから
「工場出荷時の設定にリセット」のコマンドを選ぶだけでOKです。
リモコン操作で
もう一つの初期化処理の起動方法はリモコンのカーソル移動リングの「右側」と「戻る」ボタンを10秒間同時に長押しします。
これにより直接初期化処理を呼び出すことが出来ます。
ちなみにこの方法は専用のリモコンから出ないと行えません。
また同時押しのタイミングに微妙なコツがある感じですね。ほんのわずかカーソル移動リングの「右側」を先に押した方がやりやすい気がしました。普通にカーソルを移動させる部分を押し続けると、キーリピートが働いてカーソル移動が連続して発生してしまうのが何気にこの操作を行ないたいときのネックになる感触です。
注意点としてはどちらの方法を使って初期化を実行した場合でも同じなのですが、初期化処理実行中は絶対に電源を切らないでください。処理の途中でACアダプタを外したりして電源が落ちると、最悪Fire TV Stickが起動しなくなる可能性があります。
途中でユーザーが何らかの対応をしなければならない箇所はありませんので、初期化処理終了まで放置してのんびりと待ちましょう。
初期化が必要になるわけ
デバイスの初期化という機能は普通に情報端末を使えている間はいっさい出番がありません。が、いくつか例外的にどうしてもこの機能が必要になるケースもあります。
例えばスマートフォンのように大量の個人情報が記録されたデバイスの場合には、中古機材として買い取ってもらう時にはそういったセンシティブな情報を丸ごと消すために初期化を行なったりします。
まあ、きちんとした中古機材取扱店なら、お店側で必ず初期化処理を実行しますけれどね。でも、安心・安全のために手放す前に必ず自分で初期化は実行しましょう。
ドコモのスマホお返しプログラムなんかもスマホ返送前には初期化の一手間が必須だったりしますね。
Fire TV Stickを誰かに譲渡するときにも同じことが言えます。
そのほかには、何らかの理由で情報端末の動作が不調になってしまったときに、ユーザーが対処できる最後の手段として初期化を使うケースがあります。
不調になる理由は様々ですが、OSの更新が何らかの理由で不完全に終わってしまったり、何かのバグでOSの大事な領域が壊れてしまうケースもあるかもしれません。インストールしたアプリ同士がコンフリクトを起こして不調をきたす可能性もゼロじゃありません。
なんだかFire TV Stickの調子が悪い状況に陥って他の色々な手段を試してもデバイスの不調が改善されないときに、最後の手段として初期化を実行することになります。
初期化という以上、情報端末の中に蓄えてあったデータや追加したアプリ、変更した設定内容などは完全に失われてしまいます。
が、Fire TV Stickはストリーミングメディアプレイヤーというポジションのデバイスですから、一般的にはコンテンツを楽しむための端末として使うケースが多くなると思います。
ですので、他の情報端末よりも初期化の副作用で失われるものは少ないでしょう。比較的、端末の初期化はやりやすいデバイスと言えるかもしれません。