AmazonのFire HDシリーズは汎用性がかなり高いタブレット端末です。
安い価格帯のスマートフォンやタブレットで省略されがちなUSBホスト機能(USB OTG)がキチンと採用されているおかげで、USBコネクタを単なる充電用のものだけではなく周辺機器の増設用としても活用できるようになっています。
スマートフォンはとてもたくさん機能を持つデバイスですが、オールマイティではなくどちらかというと「器用貧乏」と考えた方がいい機種です。備えるそれぞれの機能一つ一つに関してみてみるとどれも一流とは言いにくいのです。
ただそれぞれの機能をうまく連携させることでスマホにしかない価値観は作り出していますけどね。
Fire HDのようなタブレット端末は画面の物理サイズが大きいという点だけでも、情報端末としてはスマートフォンよりもずっと優れた資質を持っています。
そういった強みを上手に周辺機器と組み合わせることでもっと効果的に活用したいですね。
この記事ではFire HDシリーズを色々なシーンでもっと活用しやすくなるアクセサリ達をピックアップしてご紹介します。
保護フィルム
こちらはタブレット端末の機能を増やすようなタイプのアクセサリではありませんが、情報端末として大事な部分でかつ傷などが目立ちやすい部分を保護してくれる重要なアイテムです。
Fire HD 8/Fire HD 8 Plus向け日本旭硝子製ガラス採用 保護フィルム
まずは8型画面を持つFire HD 8/Fire HD 8 Plus向けの保護フィルムです。
安心の日本旭硝子の手になる部材を採用しています。高度が高く擦り傷がつきにくい製品ですね。
Fire HD 10向け日本旭硝子製ガラス採用 保護フィルム
こちらも日本旭硝子の素材を使っている安心の製品。
Fire HD 10対応の製品になっています。
ケース・カバー
続いてやはりタブレット端末を保護してくれるアクセサリのケース・カバージャンルの製品です。タブレット本体の側面や背面もキレイなまま使いたかったらこういったアクセサリを使うのが良いと思います。
ただケースやカバーはタブレット本体の「放熱」に関してはマイナスに働くことがあります。負荷の高いゲームなどを動かすときには注意が必要なこともあります。
ただ、Fire HDシリーズのタブレットは性能が控えめで発熱が小さい製品が多いので、そこまで気を遣う必要はないかもしれません。
Fire HD 8 2022 ケース Dadanism New Fire HD 8/8 Plus
手帳のようにタブレット全面をカバーしてくれるケースです。
色々な質感が選べるケースになっています。
また、ケースの一部を折りたたむことでタブレットスタンドの役割も果たしてくれるちょっと気の利いた製品です。
こちらはFire HD 8/ Fire HD 8 Plus向けとなります。
SIBEITU Amazon Fire HD 10 ケース
こちらはFire HD 10向けのケース、というかジャケットとも呼べるようなタイプの製品ですね。柔軟性があるシリコン系の素材を採用していて、ある程度の耐衝撃性を備えた製品になります。
画面をカバーするふた部分はありませんが、ストラップを付けて肩掛け型にしたりすることが出来ますしタブレットスタンドになる機能も備えています。
カラーバリエーションがものすごく豊富なのもユニークですね。
外付けキーボード・マウス
タブレット端末はキーボードやマウスを追加してやるとパソコンのような使い勝手を実現できます。スマートフォンでも同じようなことは出来るのですが、スマホは物理的な画面の小ささがこういった使い方の便利性の足を引っ張る形になりがち。
Fireシリーズはノートパソコンほどの画面サイズはありませんが、面積だとスマホの2倍とかそれ以上のサイズがあります。これはそのまま画面に表示できる情報量に直結しますから、情報端末としてはその分、基本性能が優れていると言える訳です。
そういった使い途にマッチするアクセサリは以下のようなものです。
キーボード
まずはキーボードから。
FireシリーズはUSBコネクタに有線で繋ぐキーボードも使えますが、今回はBluetooth接続のものを2つご紹介します。
Ewin Bluetoothキーボード 折りたたみ式 ワイヤレス キーボード
このタイプのキーボードではメジャーなメーカーになるEwin製の折りたたみ式Bluetoothキーボードです。
タッチパッドもついていてノートパソコン的な使いごこちが実現できます。
Cooper Cases TOUCHPAD EXECUTIVE Bluetooth キーボードケース
こちらはちょっとユニークなハイブリッド製品で、タブレットケースにキーボードがドッキングした状態になっています。
キーボードケースにFireシリーズを組み合わせることで、よりパソコン、2in1 PCと呼ばれるタイプの製品に近いルックス、使い勝手を実現できるアクセサリになります。
マウス
マウスはメジャーメーカー製品を2つ。
どちらも小型のBluetooth接続製品で、持ち運びにも便利です。
エレコム マウス Bluetooth Sサイズ M-FBL3BBSBK
1つ目はパソコンやスマホの周辺機器メーカーとしてメジャーな日本のメーカー、エレコム製です。
小型な本体とクリック音が小さめのボタンが特徴となる製品ですね。
ロジクール ワイヤレスマウス M557GR
もう一つはマウスジャンルでは世界トップメーカーと言っていい安心のロジクール製品。
普通に使っている範囲だとものすごく電池の持ちが良いのが大きな特徴です。
スタイラス
次に取り上げるのはスタイラスペン、タッチペンですね。
スマートフォンやタブレット端末向けのOSの画面は指先でタッチしやすいサイズでボタンが作られているケースが多いのですが、ブラウザで見るWebサイトは場所によってはタッチに反応する場所が小さく指先では操作がしにくいケースもあります。
そういったときに欲しくなるのがスタイラスペンですね。
OASO
こちらのスタイラスペンは先端に感度やタッチ感をよくする小さな円形のディスク付き。評価も上々の製品です。
ただ、タッチ感というか書き心地というか、この辺りの感触は好みがユーザそれぞれ異なると思いますので、お気に入りの1本を探すのは結構大変かもしれませんね。
充電関連機材
続いて充電関連機材をいくつか。
中でもモバイルバッテリーは災害対策用品としても非常に優秀ですから、購入を検討する価値の大きなガジェットです。
著者は地震の影響による数日間のブラックアウト経験者ですが、大容量のモバイルバッテリーは今や必須の製品だと考えるようになりました。
ケーブル
このジャンル、まずはケーブルから。
Fire HDシリーズのUSBコネクタは最新機種では裏表のないUSB Type-C形状のコネクタになっていますが、インタフェースの規格としてはUSB2.0までの対応なのでそれより高い規格のものは不要です。
Amazonベーシック USBケーブル 0.9m (タイプC – 2.0タイプC)
こちらはUSB Type-CからUSB Type-Cへのケーブルです。お手頃価格で十分な品質のAmazonベーシックで。
Amazonベーシック USBケーブル 0.9m (タイプC – 2.0タイプAオス)
こちらもAmazonベーシックの製品で、パソコンや汎用品のACアダプタ、モバイルバッテリーとの接続に便利なUSB Type-CとUSB Type-Aを接続するケーブルです。
ACアダプタ
Fire HD 10には5V1.8A出力と思われるACアダプタがついてくるようですので社外品を使う必要は特にはないでしょう。同梱品でもそこそこのスピードで充電が出来ます。
ですがFire HD 8などは同梱のACアダプタが5V1A出力のものです。いわゆる急速充電が出来ないACアダプタですね。このため別売りのより高出力な製品を使うことで充電時間をうんと短縮できます。
Anker PowerPort 2 Elite
スマートフォンやタブレットの電源関連ではこのメーカーが今一番安心確実かもしれません。Ankerの2ポート出力のACアダプタです。
Fire HDシリーズとスマートフォンを同時に急速充電出来ます。
Anker PowerCore Fusion 5000
こちらはAnkerのとてもユニークなACアダプタとモバイルバッテリーのハイブリッド製品。
モバイルバッテリーとしてはコンパクトな本体サイズでACアダプタとしても使える上、本体と別にACアダプタを持ち歩かなくてもモバイルバッテリーの充電が可能な優れものです。
モバイルバッテリー
単体モバイルバッテリーを使うのなら今でしたら1万mAh以上の大容量タイプがおすすめです。Fireタブレットだけではなくスマートフォンの充電などにも使えます。
防災の備えとしてもとてもニーズが高いアイテムになっていると思います。
Anker PowerCore 10000
こちらも安心のメーカーAnker製。
この機種の容量だったらFire HD 8やスマートフォンならば2回はフル充電出来ると思います。
AUKEY PBN83
こちらは最近、コスパと品質の良さで存在感を増してきたメーカー、AUKEY製の大容量モバイルバッテリーです。一般的なスマートフォンの充電規格に加えて最新の「USB PD」規格にも対応。
対応しているスマートフォンやノートパソコンをより高速で充電出来ます。
その他のUSB周辺機器
FireタブレットはUSBにさまざまな周辺機器を接続して活用できます。
USBハブ
一般的なタブレット端末にはUSB端子が1つしかついていませんので、複数の機材を接続したいときにはこれが必要になります。
iBUFFALO USB ハブ USB2.0 バスパワー 4ポート
まずは定番メーカー、バッファロー製の4ポートハブです。
エレコム USB3.0 ハブ 4ポート セルフパワー対応
こちらも定番メーカーのエレコム製ですが、USB接続の機材に電力を供給出来るACアダプタがついています。USBコネクタから電源を取っていて消費電力が多い機材も安定して動作します。
USBメモリ
Fireタブレットの内蔵ストレージが足りなくなったときにはUSBメモリを付けて容量を簡単に補強できます。また、パソコンなどとのデータのやりとりにも便利です。
BUFFALO USBメモリ 64GB
こちらはバッファロー製の64GB品。
お手頃価格でそこそこの容量を簡単に追加できます。
シリコンパワー USBメモリ 128GB USB3.1 & USB3.0
こちらはより大容量の128GBタイプ。
パソコンでデータを読み書きするときには少しスピードアップが出来るUSB3.0対応品です。
マイクロSDカード
こちらは本体に差し込むと外から見えなくなりますので、USBメモリよりもっとスマートに容量の補強が出来ます。抜き差しはちょっと面倒なので通常はFireタブレットに固定で使うのがいいでしょうね。
シリコンパワー microSD カード 128GB class10 UHS-1 U3 対応
メーカー名になじみがない方もいると思いますが、SDカードやUSBメモリなどフラッシュメモリを使う製品では結構歴史があるメーカーです。とてもコスパの高い製品を作ってれる会社ですね。
このSDカードも容量あたりのお値段がかなり優秀。
SanDisk 512GB ULTRA microSDXC UHS-I
こちらはフラッシュメモリを使うメディアのスタンダード中のスタンダードメーカー、サンディスクの製品です。
非常に大容量ですので動画などを保存しておく用途向きでしょう。
音楽関連アクセサリ
Amazonには音楽配信系のサービスもありますから、よりいい音で音楽を聴きたくなったらこういったアクセサリに手を出すとちょっと幸せになれます。
Bluetoothイヤフォン
Fire HDシリーズにはアナログのイヤフォンジャックもありますが、接続・扱いの手軽さではやっぱりケーブルがないBluetoothがいいでしょう。
ソニー 完全ワイヤレスイヤフォン WF-XB700
著者も使っている完全ワイヤレスタイプのイヤフォンです。タブレットに接続するケーブルだけでなく左右のイヤーピースを結ぶケーブルもないので、扱いはとっても楽ちんです。
ソニーの重低音シリーズのイヤフォンですがバランスのいい音で音楽を楽しめます。
ソニー完全ワイヤレスイヤフォンWF-XB700の詳細レビューはコチラ↓
ラディウス Bluetoothイヤフォン HP-NX20BT
こちらもちょっとなじみがないユーザーが多いかもしれないメーカーですが、iPhone関連でたくさんのオーディオ製品を作っている結構な老舗メーカーの手になる製品です。
こちらは左右のイヤーピースの間のケーブルがあるタイプのBluetoothイヤフォンです。
USB DAC
もっといい音で音楽を聴いたり動画コンテンツを楽しみたいときにはこちらもご検討を。
Fireタブレットから音楽のデジタルデータをそのまま出力、ヘッドフォンアンプ側のよりグレードが高いオーディオ回路でデコード、増幅して音を出すオーディオ製品です。
ラディウス ポータブルヘッドホンアンプ RK-DA50C
ものすごくコンパクトで一見ヘッドフォンアンプとは思えない製品です。が、ラディウスらしくしっかり高音質設計。
FiiO ポータブルヘッドフォンアンプ Q1MkII
こちらも著者が今活用している製品です。
Fire HD 8との組み合わせだとちょっと使いこなしに工夫がいりますが、聞こえてくる音のグレードを数段引き上げてくれます。
まとめ
Fireタブレットシリーズは価格的にはエントリー機のクラスながら、USBホスト機能などを備えることでとても汎用性が高いデバイスに仕上がっています。
さまざまなアクセサリと組み合わせることでより幅広い活用が出来るようになります。
手軽に色々なシーンで便利に利用できるようになりますから、目的に合わせて色々な周辺機器をチェックしてみるといいでしょう。